★黄熱の流行について
2008年には、ブラジル、パラグアイ、コートジボアールでの患者発生が報告されています。
◎ブラジル:
2007年12月から2008年1月の間に黄熱疑いまたは確定患者多数が発生したため、ブラジル保健省はブラジルへの旅行者および国内の外交官に対して黄熱警報を発表した。2008年4月2日時点で、死者21名を含む黄熱確定患者40名が報告されている。(WHO,
CDC)
◎パラグアイ:
パラグアイ保健省 (MOH) は、同国で30年以上ぶりとなる黄熱患者をWHOに報告した。
2008年3月31日時点で、死亡例8名を含む合計26名の確定患者が報告されている。(CDC
Outbreak Notice 2008年4月4日)
◎コートジボアール:
黄熱の集団発生が、2008年5月初めに検査で確認された。
現在まで、保健省は5例の確定例を含め、合計9例の黄熱の疑い症例を報告した。(WHO
EPR 2008年8月8日)
◎中央アフリカ共和国
中央アフリカ共和国保健省はオーハムペンド州(Ouham-Pende
Prefecture)のBozoum地域(Bozoum sub-prefecture)からの2例の黄熱確定例を公表した。(WHO(EPR)
2008年5月20日)
(FORTH公式情報データベースより引用、一部改変)
◎ギニア
ギニア保健省によると、2008年8月20日と9月12日に2名の黄熱患者が報告された。ダカールのパスツール研究所で確認された。
1例目は24才男性で、N'zerekore県Bounouma郡在住で、7月26日に発症した。
2例目は2008年8月第3週にN'zerekore県のUrban
Communeから報告された。24才の男性である。
いずれも、黄熱ワクチンは接種していない。