netコマンドの使い方 (以下のURLのコピーにつきリンク禁止)http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/258netcommand/netcommand.html |
ファイル/プリンタ/共有サービス関連 | |
net use | 共有リソースの使用/解除。net shareされたネットワーク上のリソースをローカルで使用する場合に使う |
net share | 共有リソースの公開/公開停止。ローカルのリソースを公開して、外部のマシンでnet useできるようにする |
net view | リソースが公開されているマシンの列挙や、特定のマシンが公開している共有リソースの一覧を調べる |
net file | 使用されているファイルの一覧の表示/強制終了。net shareで公開したリソースのうち、どのようなファイルが実際に外部マシンで利用されているかを表示する |
net session | ローカルのマシンに接続しているクライアントの一覧情報など表示/強制終了 |
net print | 共有プリンタの情報や印刷キューの情報の表示/設定 |
ユーザー/グループ/コンピュータ・アカウント関連 | |
net user | ローカル・コンピュータもしくはドメイン・コントローラ上に登録されているユーザー・アカウントに関する情報の表示/設定 |
net accounts | ユーザー・アカウントに対するログオンやパスワードの要件の表示/設定 |
net group | ローカル・コンピュータもしくはドメイン・コントローラ上に登録されているグループ・アカウントに関する情報の表示/設定 |
net localgroup | ローカル・グループ・アカウントに関する情報の表示/設定 |
net computer | コンピュータ・アカウントのドメインへの登録/解除 |
サービス関連 | |
net start | サービスの表示/開始 |
net stop | サービスの停止 |
net pause | サービスの一時停止 |
net continue | サービスの再開 |
コンピュータ名/メッセージ関連 | |
net name | NetBIOS名の表示/追加。新しく追加された名前はnet sendコマンドの宛先として利用できる |
net send | 指定されたユーザーやコンピュータに対するメッセージの送信 |
コンフィギュレーション/統計関連 | |
net config | サーバ・サービス(リソースの公開サービス)やワークステーション・サービス(リソースの利用サービス)に関する情報の表示/設定 |
net statistics | ネットワーク・プロトコルやリソースの公開/共有サービスに対する統計情報の表示 |
net time | 時間情報の表示や外部との同期 |
ヘルプ関連 | |
net help | 各コマンドの使い方の表示 |
net helpmsg | Windowsのエラー番号に対する詳しいエラーメッセージの表示 |
netサブコマンドの概要 |
netの持つ各サブコマンドの意味やその詳細はWindowsに付属のヘルプ・ファイルに詳しいので、まずは一読しておくことを薦める。Windows 2000ならば、[スタート]メニューの[ヘルプ]を表示させ、「目次」から「リファレンス」−「Windows 2000コマンド リファレンス メイン ページ」を表示させ、「N」の「netコマンド」の項を参照していただきたい。Windows XPならば、[スタート]メニューから[ヘルプとサポート]を起動し、左側の「ヘルプトピックを選びます」でどれでもよいから1つ選んでクリックする。すると、画面の左下に「関連項目」というペインが表示されるので、その中から「ツール」を選んでクリックする。そして、その上側に表示される「ツール」の一覧から「コマンド ライン リファレンス」を選び、「N」の項にある「Net サービス コマンド」を見ればよい。
各コマンドの一覧や簡単な解説、そしてパラメータなどについては、netコマンド自身に表示させることもできる。
一番簡単な表示方法は、先に例としてあげたように、単に「net」というコマンドを入力するだけである。これで一番短い形式の一覧表示が得られる。もう少し詳しい表示をさせる方法として「net help」を実行するという方法がある。この方法では、サブコマンドまで含めたnetコマンドの一覧が表示される。例えば「net help services」を実行すると、「開始できるサービスの一覧を表示」できるということが分かる(なおこれらのコマンドでは大文字と小文字は特に区別されないので、入力時は小文字のままでよい)。
・短形式のヘルプの表示方法
各サブコマンドの使い方を一番簡潔に表示させるには、サブコマンド名に続いて「/?」というオプションを付ける。例えば「net accounts」ならば「net accounts /?」とする。
・長形式のヘルプの表示方法
長形式は、コマンドそのものの意味が不明な場合や、各オプション・パラメータについてより詳しく知りたい場合に利用するとよい。長形式のヘルプを表示させるには、「net
help コマンド名」というふうに、net helpコマンドを使うか、不明なコマンド名の後ろに「/help」というオプションを付けるという方法がある。一般的には、後者の方が簡単でよいだろう。
C:\>net accounts /help |